●研究活動
先進的コミュニケーション環境のための知的メディア処理
− 実世界映像処理,3次元CG,擬人化エージェント技術の融合による知的コミュニケーション
本研究室では,(a)生活空間内の様々な場所に設置されたカメラから得られる実世界の映像,(b)3次元CGによって作成された仮想世界や仮想物体,(c)人間の代わりとなるCGキャラクタやビデオアバタ等の擬人化エージェント,
の3つのメディアを融合させたビジュアルな表現によって,プライバシや機密性に関わる情報は遮断しつつ,お互いの状況のみを選択的に伝えることにより,任意の場所間のコミュニケーションの生成を適正化する先進的なコミュニケーション環境の創出を目指しています.これまで取り組んできた研究としては,以下のようなものが挙げられます(現在更新中です).
A.人を観測する技術
個人の癖のモデル化によるコミュニケーション状況認識
ミーティング中の行動認識
eラーニング中の学習者の心理状態の推定
etc.
B.人のノンバーバル情報を表現する技術
ミーティングスペースのコミュニケーション状況の可視化
個人作業スペースでのインタラクション状況の可視化
テキストビデオチャットにおける注目情報の伝達支援
擬人化エージェントによる会話中のノンバーバル表現の生成
etc.
C.現実世界を仮想化する技術
物体運動の観測に基づく運動特性の獲得
現実物体の観測に基づく変形特性の獲得
etc.
D.現実世界と仮想世界を融合させる技術
人体部分の仮想物体への置き換え
実物体の仮想物体への置き換え
etc.
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